働くボクサーの 備忘録

〜VMware Workspace ONE関連と雑談〜

VMware社の歴史

皆さん、こんにちは! 押忍!
働くボクサーのgonです。


本ブログでは、主にVMware社が提供するWorkspace ONEについて備忘録として情報発信していこうと考えています。
ですが、今回はWorkspace ONEの機能等について発信する前に
今一度、VMware社の歴史を紐解いていき、これまでどのようにVMware社が成長してきて、今後はどのように成長していくのかを予想したい。と思い、VMware社の歴史についてみていこうと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。




VMware社 歴史】
○1998年2月10日
カリフォルニア州パロアルトでVMware社が誕生しました。
(サンフランシスコのベイエリア南部のシリコンバレーで誕生。)
ダイアン・グリーン(Diane Greene)氏が初代CEOとなり、CEOを中心とした5人のエンジニアが集まり起業します。
1998年の終わりには、20人の社員を抱える企業にまで成長しました。

○1999年
VMware社として初の製品となった、「Workstation 1.0」をDEMO 1999で発表。
VMwareは、仮想マシンの先駆者として世に知られ始めます。
VMware Workstation」は、PC上での仮想化を実現し、業界に革命をもたらすことになりました。(最初の商品名は『VMware Workstation』で、後に「x86仮想化製品」として普及しました)

○2000年
日本ではネットワールド社がVMwareディストリビューション契約を行い国内で販売を開始します。

2002年
初のハイパーバイザーとなる ESX Server 1.5 がリリースされます。
この製品は、複数のサーバーを統合して、物理デバイスの台数を削減できる画期的な製品として、大きく注目され
VMware社の大きな躍進の原動力となりました。

○2003年
VMware社の勢いはアメリカに留まることなく、VMware社は日本法人が設立します。
同年には、EMC社がVMware社を買収しますが、VMware社は独立した企業として存続し、大きく成長を続けます。

○2004年
初のVMworldカンファレンスを開催します。

○2007年
本社を Stanford Research Park のパロアルト キャンパスに移転します。
同年、ニューヨーク証券取引所への上場が認められ、初値は29ドル、終値は51ドルと大幅に株価が上がり注目の高さを世界に証明します。
また、同年には10億ドルの収益を突破します。


○2008年
19億ドルの収益を記録します。
CEOが交代し、ポール・マリッツ(Paul Maritz)氏が、新CEOが就任した。新たなリーダーのもとで更なる成長を果たします。

○2011年
Cloud Foundryのオープンソース化を提供

○2012年
CEOが交代し、パット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger)氏が新CEOとして就任。
VMware社の起業方針として、ストレージやネットワークの仮想化を前提とした設計によるSoftware-Defined Data Center(SDDC)戦略が経営方針となる。
ネットワーク仮想化企業のNicira社の買収などで、技術領域を拡大。


○2014年
MDMを提供するAirWatch社を買収。
この事業が、現在のVMware社が提供しているWorkspace ONEの事業となります。

○2015年
Dell社によるEMC社買収が発表。
それに伴い、VMware社はDell Technologies傘下となりました。
同年、AWSとの共同プロジェクト「VMware Cloud on AWS」を発表し、クラウドプロバイダ市場への再参入します。

○2019年
DevOps領域であるKubernetes対応のVMware Tanzuが発表される。

○2021年
Dell社の傘下からのスピンオフします。
同年、CEOが交代しラグー・ラグラム(Raghu Raghuram)氏が新CEOとして就任。

○2022年
Broadcom社によるVMware社の買収が発表

○2023年
VMware Explore2023イベントでは、マルチクラウドや生成AIなど様々な新技術を包括していく可能性を示しました。


◉Next
VMware社は歴史を紐解くと、VMware社は常に革新的な技術を生み出し、業界のトレンドを牽引してきました。
2023年のカンファレンスでは生成AIなどの技術を、VMware社のポートフォリオ製品に組み込まれていく可能性を話されているため、この技術革新・技術牽引する旅は、まだまだ続いていくと思われます。

約2週間ほど前(2023年11月22日)に、Broadcom社によるVMware社の買収完了が発表されました。
これから、Broadcom社とVMware社がどのように互いの強みを組み合わせ、どのようなシナジー効果を発揮して、テクノロジーを通じて社会を変えていくのかとても楽しみです。これからも、新生VMware社に注目していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
押忍! 押忍!

 

(参考記事)

www.vmware.com

 

www.bloomberg.co.jp






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